黄耆・白朮・防風、3つの生薬による強固な守り
衛益顆粒s(えいえきかりゅう)価格
イスクラ衛益顆粒s 90包 ¥8,000(税抜) 第2類医薬品
衛益顆粒とは
衛益顆粒の元の名前は、玉屏風散(ぎょくべいふうさん)といいます。この漢方薬の特徴を知るには、屏風(びょうぶ)の道具としての機能を知れば理解できます。屏風(びょうぶ)を玄関先に置くとどうでしょう。そこから先は誰でも自由に入ることができなくなります。入ってもいい人は入れて、入ってはダメな人はそこからは入れません。屏風(びょうぶ)にはそういう機能があります。
ということは体の中に入って欲しくないものを入れないようにするお薬なんだなと理解することができます。また、屏風(びょうぶ)は門のように完全に閉めてしまうのではなく、出入りが可能なので、体の中にいらないものがあると追い出すという意味も込められています。因みに玉は、宝石なので大変貴重なという意味です。
生薬構成から見ると
衛益顆粒の主薬は、黄耆(オウギ)です。黄耆は、肺を元気にします。肺は皮毛を主り、鼻に開竅すると漢方では考えます。つまり肺は体表部(皮膚、毛穴)と関係していて、鼻と通じているということですので、肺を元気にするというのは体表部(皮膚、毛穴)と鼻の粘膜を強くするということになります。効能・効果に虚弱体質とありますが、虚弱体質と言っても色々ありますが以上のことからとくに風邪を引きやすい虚弱体質にいいということがお分かりいただけると思います。
白朮は肺に帰経していますので、黄耆の薬効をさらに強める目的配合されています。また、白朮には燥湿作用があり、黄耆の甘味を軽くしてくれます。極々たまに胃腸が弱すぎて黄耆でもたれる方がいらっしゃるのですが、白朮を入れることでもたれにくくなります。
防風は穏やかな風邪薬ですので、仮に体内に入ってはいけないものの侵入を許したとしても防風で追い払ってくれます。
効能効果、用法容量など
効能・効果 | 身体虚弱で疲労しやすいものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠感、ねあせ | |||||||||
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用法・用量 |
次の量を、1日3回、食前又は食間に服用して下さい。
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用法・用量に関連する注意 | (1)定められた用法・用量を厳守してください。
(2)本剤は、15歳未満の小児には服用させないでください。 |
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成分・分量 |
本品1日量3包(3.9g)中、下記、下記成分及び分量の生薬より製した衛益エキスS1.5gを含有します。 |
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使用上の注意 |
1.次の人は、服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談して下さい。 |
最終更新日:2020.12.09