療方健脾の箱

療方健脾の効能

体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐

 

 

 

胃腸のトラブルに使う漢方薬だなというのはお分かりいただけると思いますが、どんなタイプの人に合うのかを詳しく見て行きたいと思います。

 

 

 

療方健脾の適応症

脾胃が弱い人に使う

消化吸収能力が弱い

漢方で言うところの脾胃というのは、消化器全般ととらえることが出来ますから、脾胃が弱い人は消化吸収能力が弱いと言えます。ですからこういうタイプの人は、自分が弱いと分かっているので沢山食べるようなことはしません。あっさりしたものを少量しか食べません。或いは食べたくても食べられないので、1回の食事を何回かに分けて食べます。いわゆるチョコチョコ食べです。脾胃の弱い人がたくさん食べるとどうなるのか?三つ挙げられます。まず一つ目は、たくさん食べるとすぐに”お腹を壊す”です。二つ目は、脂っこいものをたくさん食べると”下痢をする”です。最後に脾胃の弱い人の特徴三つめは、冷たいものを飲んだり食べたりするとすぐに”下痢をする”です。

 

 

 

体が弱い メンタルが弱い

脾胃の弱い人は、そもそも量が食べられないうえに、消化吸収能力が弱いので、慢性的にエネルギー不足と栄養不足となります。そのため元気がなく、気力が無く、疲れやすいといった体質となります。体を支えることがしんどいうので、すぐに横になりたくなります。元気がないので何をするにも面倒だ億劫だとなります。

 

 

 

水が体内にだぶつきやすい

脾は水分の輸送と吸収を行っているのですが、脾が弱いとこれらの働きも低下しますので、余分ないらない水をため込みがちになってしまいます。そうするとお腹がグルグル鳴って、軟便・下痢、むくみ、痰がからみ易い、悪心、全身の倦怠感、頭重というような症状が出ます。

 

 

 

その他症状(気の停滞と逆流)

脾胃が悪いと気の停滞や気の逆流が起こりやすくなります。そうするとゲップ、悪心、嘔吐、胃が張る、膨満感、腹痛などが起きます。

 

 

 

療方健脾の処方構成と意図

人参と甘草がこの方剤の主薬

人参と甘草は、脾を強くし、気を補うことのできる生薬になります。したがって人参と甘草があれば、脾虚と気虚合わせて脾気虚を改善することができます。人参と甘草は二つとも味が甘く、この甘味があることで元気を補うことができます。ただ一つ欠点があって、胃腸が弱い人にとってはこの甘みがもたれを引き起こす新たな要因となることです。本当に胃腸が弱い人にとっては、脾にいいはずの生薬でさえ”もたれ”の原因となります。それを解決するために白朮・半夏・陳皮が配合されています。

 

 

 

方剤の甘味を軽くさっぱりとさせるために白朮・半夏・陳皮が配合されています

白朮は燥湿薬に分類され、べちゃっとした甘みを軽くし飲みやすくするために配合されています。療方健脾は、さらにさっぱり飲みやすくするために燥湿薬の半夏・陳皮を配合しています。白朮・半夏・陳皮は料理で言うところの胡椒や七味などのスパイスと同じ役割で、スパイスがあるのと無いのとでは食べやすさが全然違います。すき焼きは甘味のみなので、後半だんだん欲しくなくなります。あれと同じで漢方薬は、そういったことも考えて構成されています。

 

 

 

水のだぶつきに白朮・茯苓・半夏・陳皮が配合されています

上でご説明しました通り脾気虚は、余分ないらない水をため込みます。そうしたことを見越して白朮・茯苓が配合されています。この二味が、体外にいらない水を尿や便から出してくれます。療方健脾は、さらに半夏・陳皮が配合され排泄する力を強めています。

 

 

 

その他の意図

気の滞りによるゲップ、悪心、嘔吐、胃が張る、膨満感、腹痛に対しては、半夏・陳皮がこれら症状を改善してくれます。

 

 

 

療方健脾 基本情報

 

商品名 療方健脾顆粒
区分 第2類医薬品
効能・効果 体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

 

年 齢 1回の服用量 1日の服用回数
成人(15才以上) 1包 3回
15才未満7才以上 2/3包 3回
7才未満4才以上 1/2包 3回
4才未満2才以上 1/3包 3回
2才未満 1/4包 3回
内容量 90包(30日分)、45包(15日分)
価格 ¥9,900(税抜)(30日分)、¥5,500(税抜)(15日分)
販売元 クラシエ薬品株式会社

 

 

 

  • この記事を書いた人: 国際中医専門員 医薬品登録販売者 三ツ川道洋
  • この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希

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