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    子宮筋腫とは子宮筋腫の主な症状子宮筋腫の治療子宮筋腫の漢方的なとらえ方子宮筋腫の漢方治療子宮筋腫とは子宮に良性の腫瘍ができる病気。30歳以上の女性の4人に1人に見つかる身近な疾患。筋腫核が女性ホルモンに反応して増殖するため、もともと筋腫核を持っている人がなり易い。子宮のできる場所によって種類が分かれている。場所や大きさ、数によっては不妊や流産の原因になる。筋層内筋腫(きんそうないきんしゅ)一番なり易いのが筋層内筋腫。ある程度大きくなると筋肉に圧迫し変形するため月経痛が酷い人が多い。筋腫がある内膜に着床すると流産するため不妊症の原因の一つに挙げられる。手術した場合、変形して元に戻るまで半年はかかるため避妊が必要になる。漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)二番目になり易いのが漿膜下筋腫。子宮の外側に出来るため自覚症状出ずらい上に大きくなり易い。そのため自覚症状が出る頃にはある程度大きくなり、膀胱や腸を圧迫し頻尿や便秘、腰痛の原因になる。粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ)筋腫が小さいうちから過多月経となる。引っ張られるので月経痛の原因になる。多発しやすいので不妊症の原因になる。術後1〜2ヵ月間が一番妊娠しやすくなる。子宮筋腫の主な症状月経困難症(月経痛、腰痛、吐き気など)下腹部の激痛下腹部のしこり圧迫による頻尿・便秘・腰痛など過多月経による立ちくらみ・めまいなどの貧血症状オリモノの増加不妊子宮筋腫の治療症状が軽いorない ⇒ 経過観察症状がある ⇒ ?薬物療法  ?手術薬物療法造血剤鎮痛剤ホルモン療法 更年期に似た状態になるお薬Gn−RHアナログ男性ホルモン様作用のある薬剤手 術妊娠希望の場合子宮筋腫が妊娠・出産の妨げになる場所にある場合は手術をする子宮筋腫が妊娠・出産に影響しない場所にある場合は経過観察子宮を温存し、子宮筋腫だけを取る妊娠を希望しない場合子宮を全摘する、卵巣は残す子宮筋腫ができる人は筋腫核を持っているので、術後3年くらいで再発する可能性が高い子宮筋腫の漢方的なとらえ方漢方では子宮筋腫のことを「徴※1暇※2(ちょうか)」と呼び、腫瘤(しこり)の意味で、西洋医学でいう腫瘍のこと。「徴」は硬く動かない腫瘤を、「暇」は移動性の腫瘤を指します。「徴」は淤血であるから、子宮筋腫は「徴」に分類されます。したがって子宮筋腫の治療は、淤血の治療になります。漢方薬で治療可能な大きさは5cmまでで、10cmを越えると小さくするのは難しいと言われています。※1 徴の字は正しくは、病ダレがつきます。※2 暇の字は正しくは、日へんをとり病ダレがつきます。淤血の治療淤血を治療する生薬には、活血薬(かっけつやく)と化淤薬(かおやく)と破血薬(はけつやく)の3種類があります。活血薬は、動脈系の血管を拡張させる働きがあります。化淤薬は、静脈系のうっ血を改善する働きがあります。破血薬は、血腫や血塊を分解・吸収する働きがあります。活血薬当帰(とうき)、赤芍(せきしゃく)、丹参(たんじん)、田七(でんしち)など化淤薬桃仁(とうにん)、紅花(こうか)、蒲黄(ほおう)、牛漆(ごしつ)、益母草(やくもそう)など破血薬三稜(さんりょう)、ガジュツ、水姪(すいてつ)など子宮筋腫の漢方治療?月経痛が強い時(筋層内筋腫に多く見られます)基本的に活血・化淤・破血薬を用いて淤血を治療します。そして月経痛が強い方は、冷えかストレス、あるいは両方ある方が多いですからそれに対してアプローチします。冷えやストレスは子宮筋腫の原因にもなりますから、しっかりと対処しなければなりません。また肥えている方やオリモノが多い方は、痰湿(たんしつ)を抱えていますので、痰湿を取り除く漢方薬を用います。ポイントは、冷えの見極めです。冷えの原因は、色々で一つではありません。氷のように体が冷えていたとしても、単純に温めるだけでは解決しない場合があります。治療効果のポイントなります。月経過多の場合(粘膜下筋腫に多く見られます)月経過多の場合は、出血のある月経期に同じように活血・化淤・破血薬を用いるとより出血が多くなる恐れがありますので月経期以外で活血・化淤・破血薬を用います。月経過多の原因が、熱なのか冷えなのかで用いる漢方薬が変わります。舌の色や脈拍の速さで寒熱を判断します。帯下が多い・頻尿・便秘がある場合(漿膜下筋腫に多く見られます)頻尿・便秘は筋腫が周りを圧迫して引き起こしますので、ある程度大きくなっていることが予想されます。子宮筋腫がある程度大きくなると淤血だけではなく痰湿も絡んできます。淤血はよどんだ血で、痰湿はよどんだ水と理解すれば良いでしょう。淤血と痰湿が絡んでいますので、活血だけでなくよどんだ水をしっかり抜いていく漢方薬を選んでいかなくてはいけません。ですから基本処方が上記2つとは異なります。帯下が透明や白ではなく黄色い場合は、体内に熱がある可能性がありますので、清熱する必要がありますからその場合も処方が異なります。この記事を書いた人: 国際中医専門員 医薬品登録販売者 三ツ川道洋この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希
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