アトピー性皮膚炎を治していたら子宝にも恵まれた症例!

アトピー性皮膚炎を治していたら子宝にも恵まれた症例!

三ツ川道洋
三ツ川道洋

F.S.さん 30歳 女性 会社員 大阪市中央区 漢方服用約2.5ヵ月(自然妊娠)

アトピー性皮膚炎を治していたら子宝にも恵まれた症例です!というタイトル、アトピー性皮膚炎を漢方薬で治していたら偶然にも妊娠できた!ビックリ!?みたいな趣旨の印象を与えてしまっていると思うが、実はちょっと違っていて、アトピー性皮膚炎の症状が改善されて、うちの薬局を信頼されたFさんが「4ヵ月前から妊活をしていて、まだ結果が出ないので、子宝もお願いできますか。」という依頼があって、そこで私が「この方向性の漢方薬を飲んでいったらどっちもうまく行くよ。」とお伝えして、実際その通りになったという話で。ちょっとね。うまくタイトルが書けなかったという分け。

 

 

 

それでは症例の紹介に入る。

 

 

 

  • アトピー性皮膚炎は、子供のころからで。首・背中・肩・肘窩(ちゅうか、ひじの裏)に好発し、足はたまになる。
  • 最近はおでこにも出るようになって来ている。
  • 乾燥がメインで皮がめくれる。
  • 紅みはそんなに強くはない。
  • 痒みはあるが、夜中目を覚ますほどではない。
  • 夏は汗で、冬は乾燥で酷くなる。
  • 花粉症の季節にも悪化する。
  • 生理前も悪化する。
  • ポテトチップスを食べた翌日に悪化する。
  • 病院でもらっているクスリは、ステロイドのデキサメタゾンプロピオン酸エステル軟膏0.1%と保湿剤。
  • 紅みが出た時に夜に1回塗っていて、酷い時は週2〜3回塗る。今週は2回塗った。

 

 

 

他の自覚症状は、中途覚醒・喰いしばりがあるので体に熱がこもっているのは間違いない。そしてこの熱によってアトピーが悪化していると考えられる。

 

 

 

また生理前になるとアトピーが悪化する以外に、イライラ・落ち込む・倦怠感・便秘or下痢したりもあるし、目が渇きやすかったり・耳がよく痛くなったり・気圧の変化で頭痛が出たり、肝の疏泄がうまく働いていない症状も目立っている。なので熱を冷ます清熱薬や疏泄をよくする疎肝理気薬を使って様子を見ることにした。

 

 

 

すると生理前に3日間紅みと痒みが増した以外は、皮膚の紅みが消え・乾燥が改善されて皮膚がめくれる量が減り・痒みの強さが弱まって・掻く回数が減ったとのことでいきなりフィットである。

 

 

 

また、口の中の乾燥が改善・目の乾燥も改善され目薬を差す回数が減り・生理前のイライラや便秘が改善され、冷え性も心なしか冷えにくくなり、耳が痛いのも減り・生理痛が和らいだ。

 

 

 

そして子宝の相談を受けた翌月に妊娠の報告を受け、その約8か月後に出産された。

 

 

 

その後の皮膚の状態はと言うと、リピートされるので確実に良くはなっているんだけど、花粉でちょっと悪化したり、汗でちょっと悪くなったりと治しきれない状態が続いた。

 

 

 

ただそれも過去の話で、数多くある清熱薬の中で、状態に合わせて清熱薬を選択できるようになったので、かなり前進できたと感じている。