昨年の秋から漢方クリニックにかかって7〜8ヵ月経って、結果が出ずこれでいいのか焦りと不安で、現在服用してる漢方薬に足りないものを、保険以外のもので何か対応して欲しい。
寒がり、お腹が少し冷たい、寝起きがあまり良くない、疲れやすい、横になる、億劫、眼精疲労、乾燥肌、爪が割れやすい、舌の潤い不足、舌の縁が紅い
多嚢胞性卵巣症候群、チョコレート嚢腫(妊娠以降無くなる)
今回のミッションは、漢方専門クリニックで出された現在服用中の漢方薬の足りていないところを補完すること。クリニックで出されている漢方薬の内容をみてみると、煎じ薬に加えてエキス剤2種類。補腎・補陰・補血・補気・理気・活血と万遍なく処方されていて、うーん何がしたいの?・・・というのが正直な感想。勉強・研究が浅いと本質を捉えれきれないので、結局あれもこれもとなって万遍なく処方をしてしまう。ということで私が追加した漢方薬は、補気をする方剤。元気を補う漢方薬。自覚症状をご覧いただくと分かる通り、元気がない症状がたくさん。K.M.さんのポイントは、元気になってもらうこと。
服用2ヵ月》
・朝の寝起きが少しだけ楽になった
・横になる回数が減った
・面倒くさいと思う回数が減った
・お風呂の時間まで動けるようになった
・シャキッとすることが出てきた
服用3ヵ月》
・生理中腰が重かった
・生理の眠気が無かった
・酷くなっていた排卵痛が無かった
・E2の値が70〜99だったのが、198になった(卵子1個につき100以上望ましい)
服用4ヵ月半》
・かかとのガサガサが減
服用5ヵ月半》
・採卵33個 ⇒ 成熟卵27個 ⇒ 顕微授精で胚盤胞12個凍結
⇒グレードは4〜5のABが10個、6BC1個、6CC1個
服用7ヵ月半》
・移植 ⇒ 陰性
服用8ヵ月半》
・移植 ⇒ 陰性
・不育症の検査 ⇒ 3つの項目でひっかかる
服用10ヵ月半》
・移植(移植後アスピリン) ⇒ 陽性反応(hCG371)
服用1年》
・不妊クリニック卒業
2021年1月22日 無事出産の報告、2時間で安産だったとのこと
漢方専門クリニックで出された漢方薬の足りていないところを補って欲しいというご依頼で、お選びした漢方薬の服用から約3ヵ月後にE2の値がいつも70〜99だったのが198に跳ね上がり、その後妊娠出産と期待にお答えすることが出来た。E2が100未満というのは、良い卵胞が育っていないことを意味し、卵巣機能が疑われる。漢方薬を追加することで疲れやすかった体質がどんどん元気になり、それが卵子の若返りにつながったと思われる。妊娠後も出産まで同じ漢方薬を服用され、出産後は健康維持の目的で健康食品を今も服用してもらっている。
この記事を書いた人:国際中医専門員 医薬品登録販売者 三ツ川道洋
この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希
最終更新日:2021.08.17.
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