約1年不妊、チョコレート嚢胞、漢方服用で自然妊娠され希望通り手術回避

約1年不妊、チョコレート嚢胞、漢方服用で自然妊娠され希望通り手術回避

当店で子宝相談をされて妊娠・出産された方々の症例をご紹介しています。
三ツ川道洋
三ツ川道洋

Y.R.さん 28歳 女性 会社員 大阪市西区

来局前

2018年7月 婦人科で内膜症と診断され妊娠しづらいことを告げられる。同年8月結婚。2019年某月、1年後までに妊娠出来なかったら左側卵巣のチョコレート嚢胞の手術をすすめられる。同年7月、漢方の和歌ノ浦薬局へ

 

 

 

漢方服用きっかけ

1年後までに妊娠出来なかったら手術をすすめられていて、でも手術は受けたくなくて、他に何か良い方法があればと探していました。会社の同僚が、漢方薬を服用して冷え性が改善された話を聞いて、漢方は元々興味があったのもあり、この機会に行ってみようと思ったのがきっかけです。

 

 

 

初回問診 2019.7.20

  • 生理痛:お腹の周辺が気持ち悪い、日常生活に支障はない
  • 生理の色が暗い
  • 生理中:眠い、便がゆるくなる
  • 生理前:イライラ、下腹部の張り、眠気、吹き出物が出る
  • 排卵期:オリモノの変化がそこまでない

 

 

その他自覚症状

冷え性、寒がり、ふくらはぎのむくみ、天気が悪い日はなんとなく体が重い、肩凝り、立ちくらみ、苔がやや白い

 

 

既往歴

卵巣チョコレート嚢胞(子宮内膜症)

 

 

 

漢方薬服用後

服用1ヵ月
・生理の色が明るくなる
・生理前のイライラ、お腹の張り、吹き出物が出るというのがそんなに無かったかも知れない
・台風が来た時に体の重さを感じていなかったかも知れない
・爪がしっかりしだした

 

 

服用2ヵ月
・生理の色がまた明るかった
・生理前のイライラ、お腹の張りがまた無かった
・生理前の眠気が今回から無くなった
・生理中の便がゆるいと眠気が無かった
・体が重く感じることが無くなった
・むくみと肩凝りはある

 

 

 

服用3ヵ月
2019年10月19日 自然妊娠のご報告(6週目)
・つわり軽度
・妊娠して疲れやすくなる

 

 

 

2019年11月16日 10週目 漢方薬継続

 

 

 

2020年01月22日 19週目 漢方薬継続

 

 

 

漢方まとめ

医師から妊娠しにくい(不妊)と言われ、1年後までに妊娠出来なかったら手術と宣告されていたが、漢方薬の服用開始から3ヵ月で自然妊娠し、ご本人の希望通り手術を回避することが出来た。因みに卵巣チョコレート嚢胞を含めた子宮内膜症の3年間の妊娠率は、軽症で24〜57%、重症で0〜10%と言われている。子宮内膜症(卵巣チョコレート嚢胞も含む)の特徴は、生理が来るたびに悪化していくので、妊娠して生理が止まると、子宮内膜症はそれ以上は悪くなることはない。実際には妊娠・出産を経験されると、妊娠前よりも改善されることがあるので、Y.R.さんもそうなると一石二鳥といえる。

 

 

 

この記事を書いた人: 医薬品登録販売者 国際中医専門員 三ツ川道洋
この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希

 

 

 

 

 

 

 

最終更新日:2020.01.24