
2012年 結婚
2013年03月14日 漢方の和歌ノ浦薬局へ
婦人科や不妊専門クリニックへは行っていません。クスリを服用することに抵抗があることと自分自身の体調を整えることの方が先かと思い。結婚してまだ1年しか経っていませんが、体を整えることは早いに越したことはないと思い来ました。
冷え性、寒がり、汗かき、食欲不振、少食、食後の眠気、痰、時々胃痛、軟便傾向、下痢をしやすい、疲れやすい、朝が弱い、体が重い、梅雨の時期はとくにしんどい、多夢、時々頭痛、時々めまい・立ちくらみ、舌苔やや白い、歯痕、胖大
初来局は3月で、花粉症を発症されていたので、花粉症を改善する漢方薬からスタートした。とは言っても目的は妊娠出産にあるので、そのことを十分考慮して処方を考えた。いわゆる『異病同治(いびょうどうち)』と言って、一つの漢方薬で違う病気を治すことが出来る漢方の真骨頂。
結果(約1ヵ月後)、のどの痛みにはまだ効果が出ていなかったが、くしゃみの回数が減り、目の痒みは消失、鼻水も消失と花粉症に対しては上々のスタートを切ることが出来た。一方、体質改善の方はというと、生理前の「気分の落ち込み、気力の低下、倦怠感」を全く感じることが無く、生理中の倦怠感も無くむしろとても楽に過ごすことができ、冷え性は足先が冷えるものの例年に比べると随分と楽になり、更に基礎体温の低温期から高温期になるまでの期間が3日と改善され、こちらも上々の滑り出しと言っていいだろう。花粉症はまだ1ヵ月は続くとのことだったので、同じ漢方薬を4週間出し、その後から本格的な体質改善を目指した漢方薬に変更した。
服用3ヵ月
・漢方服用開始から3ヵ月間は生理痛なし
・生理前と生理中の体調不良は完全に消失
・食欲が沸くようになる、痰が出なくなる
・6月ということもあるが、年中冷えを感じていた手足は今は感じない
・卵喝采の軽度の癒着 ⇒ 「自然妊娠は、難しい」と医者から言われる
・高度生殖医療をすすめられる
服用5ヵ月
・体調が良いのでジムに通い始める(ものすごい変化!!!)
・胃腸が強くなりはじめ、油ものを食べても下痢はしなくなる
・食後の眠気がほとんどしなくなる
・生理前生理中の体調問題なし
・高温期が36.6℃、36.7℃と高くなる
・9月中頃から体外受精に向けて別の病院へ
服用6ヵ月
・体調は前回同様まずまず
それから4年後・・・
2017年10月25日 その後、体外受精に進み1回目の移植で妊娠・出産しましたとご報告を受ける
・新鮮胚移植で妊娠
・2015年3月産まれ、2900gの女の子
・二人目の妊娠を望まれていて、体調をまた整えたいとのことで漢方薬を再スタート!!
・漢方薬を6ヵ月間服用していた時に比べると良くはないが、漢方薬をスタートされた時期に比べると随分強くなったという印象
今回二人目に向けて4年ぶりの来局で妊娠・出産されていたことを知ったレアなケースだった。おめでとうございます。当時から凍結保存している胚盤胞が2個(G4BB)あり、その内の1個を8月か9月頃に移植し陽性反応が出たものの残念ながら7週で流産。もう一度漢方薬で体調を整えたいとのことで、再びご指名をいただけたことは嬉しい限りである。4年ぶりの漢方相談の結果は、漢方薬を6ヵ月間服用していた時に比べると良くはないが、漢方薬をスタートされた時期に比べると随分強くなった印象。妊娠・出産に向けて全力でサポートして行きたい。
投稿日: 2017.10.30