2010年 結婚
2015年01月 妊活スタート
同年07月 不妊専門クリニックへ
⇒ 夫婦ともに問題なし
⇒ 人工授精5回
⇒ 排卵誘発剤をのみ始めてから高温期に上がるまで時間がかかるようになる。治療を始めてから生理周期が乱れる。卵胞が異常に早く育つ。排卵期のオリモノが治療を始めてから無くなる。
2016年01月30日 漢方の和歌ノ浦薬局へ
病院の検査では、不妊症の原因は不明とのことでしたが、漢方相談をしたところ不妊症の原因は沢山ありました。まず一つ目は、夜間尿、腰痛、白髪など老化(腎虚)が挙げられます。二つ目は、イライラ、落ち込み、頭痛、目の奥の痛み、のどの詰まりなど自律神経の不調と血流障害(気滞)が挙げられます。三つ目は、寝汗、頬がこける、痩せる、口喝、中途覚醒など栄養不足(陰血不足)が挙げられます。また、病院の検査では異常が認められなかったものの、ホルモン剤を毎月毎月投与されることによる肉体の消耗、とりわけ卵巣機能の低下を招き、増々妊娠から遠ざかる状況となっていました。
老化、自律神経の不調、血流障害、栄養不足。普通に妊娠しにくいだろうなと直感的にお分かりいただけると思います。これらを体質改善すれば妊娠可能なわけですが、臨床となるとそこはやはり難しいこともあります。T.K.さんの場合は、不妊の原因の一つ自律神経の不調がある分けですけれども、正しい漢方薬を選ぶのは最低条件であって、それプラス常に安心感を持ってもらえるようにしなければならないところが一つポイントとなったと思います。T.K.さんはかなりの心配性でしたので、安心感を持ってもらうというのは何よりも重要でした。これが無かったらどんなに良いお薬を飲んだとしても、妊娠につながることは出来なかったと思います。それともう一つ山場だったのは、風邪をこじらせて微熱が続き不妊の原因の一つ陰血不足が進んでしまったことです。元に戻るまでに2ヵ月もかかりました。ここを乗り切るのは、ちょっと難しかったです。
その他自覚症状
のどが痞える、目の奥が疲れて痛くなる、夜間尿2〜3回、寝汗、中途覚醒、頬が急にコケて来た、白髪が増えてきた、肩こり、頭痛、夜すぐに眠くなる、口喝
服用約2ヵ月 ※(−)は、無いという意味(改善)
・生理痛(−)
・生理中の頭痛(−)、腰痛(−)、イライラ(−)
・生理前の落ち込み(−)、集中力が欠ける(−)、ボーっとする(−)
・口喝軽減
・のどの痞え軽減
・夜間尿(−)、中途覚醒(−)、寝汗軽減
・顔色が良くなる
服用3ヵ月
2016.04.18 胎のう確認
2016.04.26 心拍確認
2016.05.17 流産手術
服用7ヵ月
・生理痛:漢方薬を服用する以前のように痛む
・のどの詰まり復活
・生理前に頭痛、気分が落ち込み、やる気も出ず
⇒ ここで処方を変更する
服用9ヵ月
・生理痛(−)
・のどの詰まり(−)以後出ず
・生理前の頭痛(−)、気分の落ち込み(−)、やる気が出ない(−)
・排卵期に無くなっていたオリモノが復活
・寝汗(−)、夜間尿(−)
服用1年1ヵ月
・風邪を引いてそこからスッキリと治らず半月が経過
⇒ 微熱、すぐに疲れる、倦怠感、首のリンパの腫れ、膝から下も腫れてだるい
⇒ 抗生剤で緩解するもスッキリとしない
⇒ 漢方薬は、免疫力を高める処方に変更
半月後
⇒ 症状はほぼ良くなるも、ずっと微熱が続いていたせいか体力が消耗しすぐに疲れを感じるようになる
⇒ 疲れると首がまた腫れる
⇒ 漢方薬は、微調整
さらに半月後
⇒ スーパーに行くだけで疲れる
⇒ 漢方薬は、栄養補充と体力回復の漢方薬に変更
1ヵ月後
⇒ ようやく体力が回復する
⇒ しかし体重が戻らずほほがこける
⇒ 足がむくむ
⇒ 生理前に背中がしびれる
⇒ 漢方薬は、体調を崩す前のものに戻すが、利尿作用のあるものに微調整
2017.05.30 妊娠検査薬で陽性反応(自然妊娠)
服用1年5ヵ月
2017.06.23 妊娠7週と2日 心拍確認
⇒ 背中のしびれ(−)、体重が1kg戻る
服用1年6ヵ月
2017.08.03 13週3日 順調
⇒ 体重がさらに1kg増える
2017.09.01 17週5日 無事に安定期を迎える
⇒ つわり、胃痛、頭痛等その時々で体調の変化があり、その都度漢方薬を微調整しながら現在も服用していただいています。
またご報告させていただきます。
投稿日: 2017.09.16