流産後、冷え性など漢方薬で体質改善 流産することなく来月出産されます

流産後、冷え性など漢方薬で体質改善 流産することなく来月出産されます

当店で子宝相談をされて妊娠・出産された方々の症例をご紹介しています。
三ツ川道洋
三ツ川道洋

O.A.さん 33才 女性 医療従事者 (摂津市)  漢方薬服用7ヵ月で自然妊娠

 

流産後、漢方薬で冷えなど体質改善 流産することなく来月出産されます

 

来局前

2014年01月  結婚
同年年10月  流産(6週で成長が止まる)
         その後生理再開も、高温期にならなくなり、病院へ
2015年01月  漢方の和歌ノ浦薬局へ

 

 

 

初回問診 2015.01.05

  • 生理痛が酷い月とそうでもない月に分かれる
  • 生理の色がどす黒く、ドロドロしている
  • 塊が出る
  • 生理前: 眠け、イライラ
  • 基礎体温: 生理復活後、高温期にならなくなる

 

その他自覚症状

冷え性、寒がり、下痢しやすい、むくみ、睡眠不足、寝つきが悪い、肩こりが酷い、体力に自信がない、風邪を引きやすい、頭痛、めまい、アザができやすい、食後の眠け

 

 

 

既往歴

なし

 

 

 

漢方薬服用後

服用2ヵ月
・生理の色がキレイな色になる
・生理のドロドロがサラサラに
・寒い、寒いと言わなくなる
・冷え性改善
・肩こりがマシになる
・足のだるさ消失
・以前よりも元気になり、外出することが増えた
・自力で生理が来るようになり、その後も安定

 

 

服用6ヵ月
・頭痛改善、肩こり改善、アザもできない
・生理の塊がずっと出ていない

 

 

服用7ヵ月
2016.08.03  妊娠のご報告
2016.03.14  その後は順調で来月出産を迎えますとご連絡をいただく

 

 

 

初めて当薬局にお越しになられたのは、流産してから数カ月後。その頃、基礎体温が一層性となり、自力で生理が来ず、ホルモン剤で生理を起こすという状態でした。病院の治療は、生理が来なければホルモン補充。ただそれだけですが、漢方は違います。体質によって治療法が異なります。この方は、体が冷え切っている状態で、専門用語で表すと陽虚(ようきょ)タイプです。この方の治療法は、体を芯から温めてあげること。

 

 

 

冷えていると何故いけないのか?それは冷えていると当然血流が悪くなります。そうなると酸素や栄養が各細胞に運ばれる効率が落ちますから、卵子(細胞)の元気が低下します。卵巣機能も鈍化します。子宮内膜の血流も悪くなりますから、着床不全や流産する確率も増えます。また子宮・卵巣に限らずあらゆる細胞・組織・器官で機能低下が起きます。O.A.さんは、”冷え性、寒がり、下痢しやすい、むくみ、寝つきが悪い、肩こりが酷い、体力に自信がない、風邪を引きやすい、頭痛、めまい、アザができやすい、食後の眠け”という体の不調を訴えておられましたが、これらのほとんどが冷えによって起きています。「冷えは、万病のもと」とよく聞きますが、O.A.さんの不調は正に典型例と言えます。

 

 

 

O.A.さんには、状態によって温める場所を変えながら、徹底して体を温める漢方薬を飲んで頂きました。2ヵ月後には、これまでの不調が嘘のように無くなり、自力で生理も来るようになって頂きました。服用4ヵ月後には、万全の状態になっていただきました。ただ仕事の関係上今は妊娠できないということでしたので、引き続き体調維持に漢方薬を継続。その後、2回目のタイミングで自然妊娠。流産することなく、来月出産を迎えられます。

 

 

 

流産をされていましたので、症例の報告を控えていましたが、ようやく報告することが出来ました。O.A.さん、おめでとうございます。双葉

 

 

 

陽虚タイプの詳しい説明は、陽気不足タイプで解説していますので、こちらも参考にしてください。  

 

 

 

  • この記事を書いた人: 国際中医専門員 医薬品登録販売者 三ツ川道洋
  • この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希

 

 

 

投稿日:2016.3.24