
2004年05月 31才で結婚
2008年01月 クリニックへ、血液検査でホルモン値正常 → タイミング療法
2011年夏頃 フーナーテスト、卵管検査、ともに異常なし、排卵誘発剤を使ってタイミング療法
2012年02月 助産師さんから当帰芍薬散をすすめられて1ヶ月間服用 → 生理時に大きな塊が出る
助産師さんから当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)をすすめられて1ヶ月間服用し、それがきっかけで本格的に漢方薬を服用しようとご来店されました。
寒がり、足先から膝下が冷えている、食欲正常、少食、食後の眠気、食後膨満感、胃下垂、軟便〜未消化便、立ちくらみ、声が小さい、肩こり、やる気が無い、動きたくない、色白、舌がやや淡い、少し歯形がつく
元気がなく、声が小さく、色白の女性という印象を持ちました。漢方薬を処方する場合、当然のことながら難しいことを色々と考える分けですが、不妊の患者さんに結果何を目指すかと言いますと、”元気になってもらう”こと。不妊症の機序を漢方的にあれこれ考えることは、難しいことですし、経験も必要になります。しかし、目指すところは、すごいシンプルなんです。元気じゃないと妊娠なんて出来ません。
この方の場合、なんで元気が無いかと申し上げますと、胃腸が弱い点にあります。漢方では、毎日の元気はご飯を食べて胃腸がそれを消化吸収し、それを元気に変えると考えます。ですからまずこの方には、胃腸を元気にする漢方薬を服用していただきました。
服用1ヵ月
・軟便がマシになる
・未消化便が減る
・食後膨満感が無くなる
・生理中の下痢・吐き気が無くなる
服用1ヵ月半
・やる気が出てくる
・生理周期が26日間に
服用2ヵ月
・生理の2日目の量が増える
・生理中しんどかったが、元気になる
・未消化便が無くなる
服用3ヵ月
・生理周期が28日間に
・3日間むくむ:体が重い、だるい、眠い(むかしは、年中むくんでいた。)
服用5ヵ月
・むくみは、解消されたが、体が重く・だるく、やる気が出ない
服用6ヵ月
・ほとんど普通便になる
・だるさ解消、眠いのも解消、やる気も起きる
2012年9月
婦人科検診で、FSH・LHともに高すぎる値、エストロゲンが低い、卵巣機能が低下していると言われる。排卵が起きていないとも。
→ プラノバール処方 → 全身むくむ → 漢方で対応 → すぐにむくみ解消
2013年1月
卵胞が十分に育つ。内膜も十分に厚くなる。ホルモン値も正常に戻る。病院のお薬は服用していない。
服用11ヵ月
・生理の色が、理想的に。量も増える。
・少食が改善
・寒がり解消
・胃下垂がかなり改善
服用12ヵ月
・クリニックの先生からも基礎体温が良くなっていると言われる
・生理周期も28日間
服用1年1ヵ月
・低温期36.4℃〜36.5℃、高温期12日間、36.7℃以上
2013.05.15 妊娠報告
2013.06.05 心拍確認
2014.01.20 1月14日、2900gの元気な男の子を出産しましたとご報告をいただく。
「そちらでお世話にならなければ、生まれていなかった子だと思います。」と仰っていただきました!
あと1週間で40歳というところで妊娠していただきました。漢方薬を服用して1年1ヵ月でした。漢方薬の処方はその時々で変わりましたが、胃腸を元気にする漢方薬を中心にすえて、そこは変えることなく服用していただきました。はじめての妊娠ということで、妊娠報告をされる表情が、嬉しさや不思議な感じや不安に思う気持ちやそれでも嬉しさが溢れておられて、すごい印象的でした。
つわりは、無いようです。長い期間漢方薬を服用しておられる方は、つわりが起きない傾向にあります。
産婦人科の検診で胎盤がはがれそうな所があるとのことでしたので、流産予防の漢方薬を引き続き服用していただいています。
その後の検診で、胎盤に問題は無いとのことで、引き続き漢方薬を継続していただいています。
上記の通り出産のご報告と出産後お子さんを連れてご来店いただきました。笑顔のかわいい赤ちゃんでした。お幸せに〜^^おめでとうございます。