緑内障 目薬だけでは中々落ちなかった眼圧が漢方薬で下がった

緑内障 目薬だけでは中々落ちなかった眼圧が漢方薬で下がった

緑内障の相談。というか他の病気の相談中に緑内障とうことが分かった。

 

 

現在3種類の目薬を差し、眼圧は25mmHgと高く視野が欠け始めていて経過としては良くない状況。

 

 

夜中の2時に目が覚めてそこから中々眠れない、ストレス等々から。心火と肝火が絡んでいると判断し、逍遥散をベースにいくつかの漢方薬を組み合わせたものを処方した。

 

 

すると夜中の2時に目が覚めることがほとんど無くなり、たまに目が覚めてもすぐに寝れるようになった。次の緑内障の検査では、眼圧を下げる目薬が合っておらず目に傷が入り目薬が新たに追加され、緑内障の状況は残念ながら変わらずということだった。

 

 

そこでもう一度、状況を練り直すことにした。

 

 

手の指、手首、首、足等から発する情報や、胃のポリープから木剋土が生じ、胃が機能低下を起こしていると判断。そこでベースになる漢方薬はそのままに、胃を戻す漢方、木・火・土の崩れたバランスを戻す漢方を追加し、心火の火を消す漢方を弱めることにした。

 

それが功を奏して1ヵ月後、眼圧が19mmHgと正常値となった(正常の眼圧は10〜21mmHg)。これまでどんだけ下がっても22か21ということだったので効果があったと判断できる。

 

 

中医学では緑内障を5つに分類し、私は最初その5つに分類されている内の1つ肝胆風火・上擾目竅と考え処方したものの効果が無かった。それで考えたのが胃の経絡。胃の経絡は足の第2指から足・お腹・乳首の真上を通って目の下の承泣というツボまで行っているので、胃と目はつながっていると考えた。病は胃からという言葉もある。胃の不調が目に現れるということ。

 

 

ひとまず眼圧は落ち着いてくれたが、木剋土が完全に良くなったわけではないので、そこを引き続きケアして改善して行くことが緑内障の治癒に向かってくれるのではと愚考している。