
2009年5月記載
もうすぐ梅雨の季節です。1年を健康に過ごすために、日本においてこの季節の過ごし方はとくに重要です。
梅雨の季節は、高温多湿でとにかく胃腸のトラブルが起こりやすくなります。胃腸のトラブルとして食欲不振・下痢・腹痛などは、すぐ連想できると思いますが、体が重い・だるい・朝起きられない・頭重感・締め付けられるような頭痛等も胃腸のトラブルに直接関係しています。
さらに関節痛・腰痛・湿疹なども梅雨の季節に多発し、これらも実は胃腸機能と密接に関係しています。
何故こうした胃腸のトラブルが、起こりやすくなるかと言いますと、漢方では胃腸は「湿」を忌むと考え、梅雨の季節は湿度が高くなり、必然的に胃腸機能が低下しやすくなるからだと説いています。
もともとこの「湿」を抱えている人は、梅雨入りから体調を崩したり、持病などが悪化したりすることは言うまでもなく、なおいっそう養生しないといけませんし、こういった方は漢方薬の服用をおススメします。
経験上、即効性も期待できますので、1度トライしみてはいかがですか。「胃腸疾患」は、得意中の得意で、患者さまが感動されること少なくありません。是非漢方の和歌ノ浦薬局にご相談ください。薬局へのアクセスは、コチラです。
@冷たい食べ物・飲み物・生ものは、避ける。サラダ・刺身・ビール・冷蔵庫から出してすぐ食べること・自動販売機のジュース類は、すべてアウトです^^
A食物繊維に富んだ玄米・麦・雑穀・海草・きのこ・根菜を摂る。春雨・こんにゃく・冬瓜・カブ・アスパラガス・カボチャ・チンゲン菜・ピーマン・キャベツ・ブロッコリー・ふき・もずく・のり・わかめ・昆布・ひじき等。
B脂っぽいもの・味の濃いものは、避ける。さっぱりしたものを摂るように心掛けましょう。
Cお茶は、はと麦茶が最高。胃腸機能を高め、利尿効果があるため、体内の湿を排泄してくれます。
@~Cは、胃腸機能に負担をかけずに、梅雨の季節を乗り切る漢方の知恵です。
最近はAやBは、こころがけている方は多いのですが、やはり@を守るのが難しいようです。
@が最も大切ですので、梅雨の時期に体調をこわす方は、是非守ってください。
(問題)土用の丑の日に、日本ではウナギを食べる習慣があります。「夏バテ」対策にウナギを食べましょうとセールスしていますが、これは本当に「夏バテ」対策になるでしょうか?答えは、上の記事をよく読んでいただければ、お分かりいただけるものと思いますが、「丈夫な胃腸の持ち主は、健康で長生きします」で解答していますのでこちらも是非ご一読ください。