夏かぜにも、やっぱり我が家は漢方薬です

夏かぜにも、やっぱり我が家は漢方薬です

漢方に関係すること、書き残しておきたいこと、一般の方々に漢方の和歌ノ浦薬局のことについて書いています。最近は、TwitterやInstagramにも投稿していますので、そちらも是非ご覧ください。
三ツ川道洋
三ツ川道洋

子供の病気イラスト

2009年8月4日に当店ブログ”家族のための漢方生活レシピ”で記載した記事からの転載です

 

 

 

ようやく近畿地方も、昨日に梅雨明けしたそうで。って、もう8月ですよ〜!本当に、長い長いジメジメでした。梅雨入りも遅かったようですけど、それでも、例年よりも2週間くらい遅い梅雨明けだったようです。

 

 

 

そんなジメジメに、母子ともにやられてしまいました。ヘルパンギーナ(夏かぜ)です。最初に、2才の子供が突然発熱しました。

 

 

 

うちではもちろん、よっぽどでないと解熱剤は使いません。アミノ酸製剤にフコイダンにエンザミン。基本の免疫お助けセットを飲ませたら、漢方薬です。38.5℃の熱を出し、本人も熱がっているので、熱邪を追い出す漢方薬を飲ませました。これで、翌朝には熱が落ち着いてきましたが、相変わらず食欲がありません。それじゃあと大好きな豆乳ジュースを飲ませると、「イタイ!」と言います。「え?もしかして今年もヘルパンギーナ?」昨年の夏も、食欲低下に突然の発熱で小児科へ連れて行くと、ヘルパンギーナとの診断でした。

 

 

 

保育園にお世話になっていたら、病気をもらって来るのは仕方ありません。「大きいお口アーンして〜」と、無理矢理のど奥を見ると、口蓋にびっしりと口内炎状の発疹が。。。(>0<)昨年なった時には、あまり痛がったりしませんでしたが、今回はひどいようで、ほとんどのものがしみて痛むらしく、食べては「イタイ」飲んでは「イタイ」。何も食べなくても、自分の唾さえもしみるらしく、時々「イタイイタイ」と泣きだします。

 

 

 

ヘルパンギーナの原因はウイルスなので、西洋薬の治療薬はありません。(解熱鎮痛剤が出る程度でしょうか。)息子の舌を見ると、白く厚い苔がついたジメジメ舌をしています。ヘルパンギーナなど夏かぜのウイルスは、高温多湿が大好き♪身体のジメジメを取り、ウイルスを早く追い出すために、湿をさばく漢方薬を飲ませました。あとは栄養補給のアミノ酸製剤。ごはんを食べれなくても1、2日は大丈夫…とは言え、やっぱりお母さんとしては心配ですよね。

 

 

 

そんな時にレバーエキスなどのアミノ酸製剤を飲ませてあげれば、かなり体力は持ちます。そんなこんなで、まだのどに少し痛みが残っていたものの、保育園は3日間お休みしただけですみました。(3日目は休ませなくても良かった?くらいに元気でしたけどね(^-^;)

 

 

 

さて、息子のことがホッとひと安心。。。と思った先週の土曜、次は私が38度の発熱☆普通、大人はあまりヘルパンギーナにかからないんですけど、病気でいつもよりワガママが増す子供の面倒をみていると体力を消耗して抵抗力が弱り、私のようにうつってしまうこともめずらしくない気がします。

 

 

 

今回はどうしても一日中外出する用事があったりして、いつもより熱を長引かせ、平熱まで回復するのに3日ほどかかってしまいました。(でもまだのどが少し痛いですー(ノ_-。)。)

 

 

 

そんな私の体調が戻ってきた昨日、今度は主人が38度の熱を出しました。咽喉の痛みはないので私たちのヘルパンギーナとは違う風邪のようです。でも、見事半日で回復!今日はもう、店頭に出ています。ただし、そんな短時間で治しているのは、その時々の症状で薬を毎回微妙に変えて飲んでいますので、かなりの技が必要なんですが。。。我が家では、夏かぜにもやっぱり漢方薬です☆

 

 

 

文:漢方の和歌ノ浦薬局 管理薬剤師 三ツ川亜希

 

 

 

 

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