逆流性食道炎と漢方|漢方の和歌ノ浦薬局 大阪市中央区

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当店が得意とする症状・疾患をご紹介しています。
三ツ川道洋
三ツ川道洋

漢方相談 よくある病気と症状

逆流性食道炎の症状

胸焼け、嘔吐、酸っぱい液体が上がってくる、苦い液体が上がってくる、ゲップ、食道の痛み、のどの不快感や痛み、胸が詰まる、胸が締め付けられるような感じがする、口内炎、食べ物が飲み込みにくい、食べ物が痞える、声がれ、咳、喘息、狭心症のような激しい胸の痛み。食道裂孔ヘルニアや下部食道括約筋のゆるみを併発していることが多い。肥満も原因のひとつ。

 

漢方的には・・・

漢方的には逆流性食道炎は食道・胃・周辺の筋肉等の問題だけとは捉えていません。食道や胃だけでなく脾蔵・心臓・腎臓・肝臓・胆のう・小腸・大腸等も関係していると捉えています。ですから単に食道のトラブルとは考えておらず、いくつもの臓腑が絡んでその臓腑がダメージを受けるわけですから、逆流性食道炎は病気になっていく過程と捉えています。

 

 

つまり治らなかったり放置したりすると、確実に病気になりますよということが言えます。下痢・便秘・不眠等につながりますし、上記の声がれ、咳、喘息、狭心症のような激しい胸の痛み等は、かなり病気が進行していると認識しないといけません。そして最終的には脳梗塞やガンにつながります。だから逆流性食道炎は、結構怖い病気と私は考えています。

 

 

逆流性食道炎に漢方は何を使うか。

 

 

ネットの情報では、六君子湯(りっくんしとう)・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)・半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)・小柴胡湯(しょうさいことう)が漢方では使われているようです。軽い場合であれば、この漢方薬で効くかもしれませんが、症状が重くなってくるとこの処方では効きませんし、咳や胸の痛み、下痢、便秘、不眠等がある人は、さっき書いたように、病気は徐々に進行していますので、これらの処方だけでは全くカバーできません。

 

 

セルフで買って飲まれている方や病院で処方されて服用されている方、様々いらっしゃると思いますが、効果がイマイチ感じられないと思われている方は一度当薬局にご相談ください。

 

 

 

この記事を書いた人: 国際中医専門員A級 医薬品登録販売者 三ツ川道洋
この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希

 

 

 

最終更新日: 2022.10.14