
2015年3月に不妊の相談で来局された。1年8ヵ月不妊であったが、漢方服用3ヵ月で自然妊娠していただきとても喜んでいただいた。生理痛がとても酷い方であったが、漢方薬で改善されたので生理痛に焦点をあて改めてご紹介する。因みに酷い生理痛の改善が、自然妊娠につながった。
下半身から下が冷える、寒がり、寝る時は靴下と腹巻必須、疲れやすい、風邪を引きやすい、アザが出来易い、むくみやすい(顔と足の指)、爪が割れやすい、口喝
服用1ヵ月》
・生理痛が緩和され痛み止めの服用量が6錠から4錠に
・痛み止めが少ない量でも外出することが出来た(いつもは外出する時は多めに飲む)
・外出しなければクスリを減らせたかも知れないとご本人
・塊が出なかった
・しかし、クスリが少ない分、体のしんどさがあるとのこと
・生理中の下痢が、少しゆるい程度に軽減
・貧血傾向
・お腹周りの冷え、温まっている実感がない
・むくみ(疲れや睡眠不足で)
服用2ヵ月》
・生理1日目:痛み止めが、1錠になる(もしかしたら飲まなくても良かったくらい楽だった)
・生理2日目:クスリを服用せずに外出することができるようになる
・生理中顔面蒼白にならなかった
・生理中のだるさは感じたが、貧血症状まで行くことは無かった
・生理中の食欲不振改善
・生理前の胸の張りが無くなる
・冷え:太ももをさわるとマシかなと思える、お風呂に使った時の感覚が変わって来た
・生理中の下痢
・むくみ
服用3ヵ月》
・生理痛、今までのつらさが嘘のように軽くなる
・生理2日目、生理痛は少しだけ(チクチクする程度)だったので服用せずに外出したが、貧血症状と軽い頭痛が起きたので、やむを得ず1錠服用
・生理中:腰とお腹周りの冷えが消失、吐き気なし
服用4ヵ月》
・自然妊娠
妊娠されたため生理痛改善の漢方薬はここで終了となった。月を経るごとに生理痛は緩和され、同時に体調も良くなっていただいた。
妊娠せずにこのまま続けて服用していただいていればさらに良くなられていたと思う。
この記事を書いた人: 国際中医専門員 医薬品登録販売者 三ツ川道洋
この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希
投稿日: 2018.05.17