疲れ易い、体が重い、朝が苦手、コロナ禍のストレス?不妊漢方相談

疲れ易い、体が重い、朝が苦手、コロナ禍のストレス?不妊漢方相談

当店で子宝相談をされて妊娠・出産された方々の症例をご紹介しています。

M.Y.さん 39才 女性 教員 大阪市中央区 漢方薬服用約8ヵ月で妊娠

来店前

  • 2018年 結婚
  • 2019年1月 不妊専門クリニックへ
  •  ⇒左卵管癒着の疑い、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の疑い
     ⇒ホルモン剤で体調を崩す

  • 2020年07月04日 漢方の和歌ノ浦薬局へ

 

初回問診 2015.3.31

  • 生理周期は32〜35日間
  • 生理の塊は毎月2日目と3日目に各1回出る程度
  • 出血は3〜4日間、多い日は1日だけ
  • 生理中:少しむくみ易い
  • 生理前:胸が張って痛い、むくみ易い、たまに吹き出物、たまに頭痛
  • 生理後も胸が張って痛い

 

その他自覚症状

テレワークになってから体調が悪い、寒がり、寒いと頭痛する、暑がり、汗かき、口渇、1年で4〜5キロ体重が増えた、寝汗、週2〜3回中途覚醒、寝起きが悪い、疲れやすい、体が重い、億劫、息切れ、横になることが増えている、気力の低下、眼精疲労、視力低下、顔が赤くなりやすい、白髪が増えてきている

 

 

 

漢方まとめ

赤ちゃんを授かるには、疲れていてはどうしようもないので、疲れをとることを中心に処方を組んだ。つまり寝起きが悪い、疲れやすい、体が重い、億劫、息切れ、横になることが増えている、気力の低下、この辺りを改善に持って行く。プラス暑がり、汗かき、寝汗、この辺りも考慮した。

 

 

そして2ヵ月半後、狙い通りにこれらの症状が改善された。つまり卵子は元気になり、授かりやすい体質に1歩前進。

 

 

ただここから中々妊娠してもらえず、今から考えると体調が良すぎるので処方を変えずに行ったことが良くなかったのかも知れない。採卵の約1ヵ月前に肝のケアをする漢方薬に一部変更したが、この漢方薬をもっと早い段階で変更していたらひょっとしたら人工授精の段階で結果が出たかもしれない。ただそれもやってみないと分からないので推測の域を越えない。

 

 

あれから1年以上たったが、ここ数ヵ月、詳しくは述べないが不妊症患者さんへの新しいアプローチを試みている。これが上手く行けば、体外受精をせずに自然妊娠や人工授精まででうまく人が増えるのではないかと愚考している。

 

 

M.Y.さんは、体外受精と顕微授精になってしまったが、その後はとんとん拍子でうまく事が運び、受精卵のグレードもすごく良く、1回の移植で妊娠され、無事に出産された。詳しくは漢方服用後をご覧あれ。

 

 

M.Y.さん、おめでとうございます!!

 

 

 

漢方薬服用後

服用2ヵ月半
・8月に人工授精(AIH)を受けて内膜・卵胞ともに問題なかった
・9月のAIHも結果出ず
・卵管を広げる手術を受けた(狭かったから)
・生理の色が明るくなった
・塊が出なくなった
・生理中のむくみが無くなった
・生理前の胸が張って痛い、むくみ易い、吹き出物、頭痛が無くなった
・体が凄く軽くなった(家に帰って1度休憩していたのがなくなった)
・朝すっと起きれるようになった
・寝汗が無くなった
・汗かきが減った
・顔が赤くなるのが軽減されて来ているかも知れない

 

 

 

服用3ヵ月半
・生理の量と期間が増えてきた
・元気
・卵胞と内膜問題なし
・10月のAIH結果出ず

 

 

 

服用5ヵ月半
・排卵期に凄く眠くなる
・12月のAIH結果出ず

 

 

 

服用6ヵ月半
・採卵することに
⇒34個採卵
⇒体外受精で19個凍結、顕微授精で14個凍結に成功
⇒グレードはかなりいいもの多数(5AA、5AB、4AA、4AB等)

 

 

 

服用7ヵ月
・採卵の疲れからか体調を崩す
・膀胱炎になる
・疲れ、体がだるい・重い、力が入らない、眠い、目がショボショボする、目を閉じていたい
・ごはんの食べる量が減る
⇒元気の出る漢方薬にチェンジ
⇒5日後に復活!!

 

 

 

服用7ヵ月半
2021年02月15日 胚盤胞を移植
同年02月26日 陽性判定、HCG634
同年03月05日 胎嚢確認

 

 

 

服用8ヵ月半
同年03月12日 心拍確認
・最近足先が冷える ⇒ストレスと判断
・膀胱炎になる

 

 

 

服用10ヵ月半
・15週で赤ちゃん順調、あと2日で安定期へ
・冷えはなくなる
・のどが渇く
・夜中2〜3回トイレに行く
・オンライン対応の仕事が増え、肩こり・頭痛・眼精疲労

 

 

 

服用1年
・21週で赤ちゃんは順調
・のどの渇き
・昼間動きすぎて夜お腹が張り、医者から「調子に乗るな」と注意される

 

 

 

 

  • この記事を書いた人: 国際中医専門員A級 医薬品登録販売者 三ツ川道洋
  • この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希

 

 

 

最終更新日: 2022.05.26