Y.Y.さん 40歳 女性 会社員 大阪市住吉区 服用1年4ヵ月で陽性判定

これまでの経緯

  • 2011年3月結婚
  • 2013年12月出産(自然妊娠)
  • 2015年6月頃から2人目の妊活を始める
  • 2016年12月不妊専門クリニックへ
  • 検査は特に問題なし。漢方薬が処方される(服用した漢方薬は、四物湯・潤腸湯・桃核承気湯・八味地黄丸・抑肝散)
  • 人工授精を3回したところで、2017年9月に子宮筋腫の手術をする。
  • 某年某月 1回目の体外受精。3個採卵して2個授精。初期胚グレード3×2個凍結。移植は2回とも陰性。
  • ドクターからは「卵の質が悪い」と言われる。
  • 2018年5月 別のクリニックで体外受精を受ける。2個採卵し2個とも授精。初期胚でグレード2とグレード3を凍結。
  • 同年9月初期胚2個同時に戻して結果は陰性。
  • 同年10月6日 漢方の和歌ノ浦薬局へ

 

 

 

漢方服用のきっかけ

1件目の病院で卵の質が悪いと言われて、質を上げるには漢方薬で体質改善しないとダメなのかなと思って。

 

 

 

初回問診結果

生理周期28日間
出産前は出血が7日間だったのが、4〜5日間になった
生理の色は、やや明るい
塊は極小さいのが少しある程度
生理痛は、ほとんどない
生理が終わって数日後、血の混じったオリモノ出る
生理前:イライラ(常に)、便秘

 

その他自覚症状

冷え性、寒がり、ここ2〜3年疲れやすい、倦怠感、やる気が出ない、横になりたい、億劫、疲れ目、手が黄色っぽい、下半身の痒み(冬)、肩こりが酷い、ストレスの発散が出来ていない、やらないといけないことが多くストレスがたまるいっぽう、舌先が紅い

 

 

 

漢方薬服用後

服用1ヵ月》
・舌先の紅みが無くなる
・生理前の便秘が無くなる
・「あれ?そんなにしんどくないかも。」「横になる回数が減った。」とご本人
・疲れ目が少し改善
・便通が、1日2回に増える
2018年11月8日 2個採卵して、初期胚グレード2×1個凍結

 

 

 

 

服用2ヵ月》
・肩こりを感じることが極端に減る
2018年11月30日 1個採卵して、初期胚グレード1B×1個凍結

 

 

 

 

服用4ヵ月》
・出産後生理前の胸の張りが無くなっていたのが復活した
・肩こり復活
・週の後半に疲れがたまって来たらイライラする
2019年1/26 2個採卵して、初期胚グレード2B×1個凍結

 

 

 

 

服用5ヵ月》
・生理の量が増える
・イライラ、目の疲れ
・すごい疲れているというのはない
2019年3月5日 移植(2個同時ともにグレード2)、結果は陰性

 

 

 

 

服用8ヵ月》
2019年6月25日 病院を変えて自然周期からショート法に変えての採卵、胚盤胞グレード3BC×1個凍結
・精子の所見が悪く漢方薬の服用を提案

 

 

 

 

服用9ヵ月》
・ご主人も漢方服用スタート

 

 

 

 

服用11ヵ月》
・元気
・生理前に便が何となく硬い
・冷えは、職場のエアコンで太ももが冷える
・首と肩の凝り少し
2019年9月20日 4個採卵し、胚盤胞グレード4AA×1個凍結

 

 

 

服用1年2ヵ月》
2019年12月14日 胚盤胞1個移植、結果は陰性

 

 

 

 

服用1年4ヵ月》
2020年2月13日と15日に2段階で初期胚と胚盤胞を移植、結果は陽性

 

・高齢出産で体へのダメージを考慮し、漢方薬は出産まで継続

 

 

 

漢方まとめ

陽性判定が出るまでの1年4ヵ月、感覚的にはもっと長く感じた症例だった。漢方薬をスタートしてからも間を開けずにどんどん採卵・移植をされるので、体質改善されるまでに、結果が出るまでに疲れ果てて止めてしまわれるのではないかと、そうなるまでに何とか結果を出さないとということで長く感じたのかもしれない。

 

 

 

症例を振り返ると、出産まで行かれる方の共通する体の変化というのが、Yさんにも出ていた。それが何かというのは、ここではお伝えできないが、この共通する変化が出る人は、ほぼほぼうまく行っている。でも当時はそんな余裕はなかったので、陽性判定が出た時は正直ほっとしたのを覚えている。

 

 

 

妊娠後も漢方薬を継続していただいたのは、高齢出産は幸せを得る一方で、それなりの代償も支払わなければならないからで、具体的には腎へのダメージは計り知れない。漢方の考える腎は解剖学的な腎臓を指しているわけではなく、生きていくのに必要なありとあらゆるものを生み出す臓器と考えられている。その中でも特に生殖器系・脳・目・耳・骨(歯も)・髪・二陰と密接に関係していて、高齢出産はそこにもろにダメージが行くので、妊娠中も出産後もケアが必要になる。怠るとこれらにダメージが行くので、物忘れ・認知症・聴力低下・足腰の衰え・骨粗鬆症・歯のぐらつき・白髪・抜け毛・尿漏れなどが早い段階で起こる可能性が極めて高くなる。なので35歳以上は、妊娠がゴールではなくそこから腎臓のケアをできれば一生かけてやっていかなければならない。

 

 

 

余談:苦しい症例ではあったものの途中からご家族で一緒に来られるようになって、
それがとてもいいご家族で、それを見ていると逆にこちらが癒され、毎月1回お会いするのが楽しみになっていった。

 

 

 

 

この記事を書いた人:国際中医専門員 医薬品登録販売者 三ツ川道洋
この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希

 

 

 

最終更新日:2021.08.02

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