〜学校薬剤師のお仕事とは〜

知らーん!という声が聞こえてきそうですが、学校薬剤師を知ってるという方も、では何をしているのか?と聞かれたら、やっぱり、知らーん!かもしれませんね。

 

 

 

学校薬剤師は、小学校・中学校・高校では必ず置かなければいけないと「学校安全法」に定められていまして、児童生徒さんや先生方や職員の皆さんが健康で安全な学校生活を送れるように、環境衛生の面から支援するお仕事と言えるでしょうか。具体的には、プールの水質検査や、飲料水の水質検査や、教室の空気検査や照度検査やダニ検査、そして給食室検査などをしています。でもそれだけではなく、薬の専門家として、児童生徒への「お薬講座」や「薬物乱用、飲酒防止、喫煙防止」などの教育にも携わっています。

 

 

 

「学校薬剤師」が昭和初期に誕生したきっかけというのは、小学校での消毒薬と風邪薬との取り違えによる児童の死亡事故でした。学校における薬品管理にも専門家が必要だとのことで各地に普及していき、今では必置性となっています。

 

 

 

私が学校薬剤師となったきっかけは祖父でした。祖父は私の通っていた小学校の学校薬剤師をしており、プール検査に来た際に塩素剤の入れ過ぎを防いでくれたり(検査だからと先生が張り切って入れ過ぎたのでしょうか!)、空気検査の際に呼気中の二酸化炭素を石灰水に溶かして白くなるという実験をしてくれたりと、存在感のある学校薬剤師として活動するその姿を誇らしく思ったものです。

 

 

 

そんな私も学校薬剤師として活動するようになり、10年以上が過ぎました。が、学校薬剤師は学校に自分1人だけ。これでいいのかな、もっとこうしたらいいのかな、と自問自答しながら、暗中模索しながらがんばる日々。祖父の遺してくれた緻密な検査記録を見るたびに、襟を正されるような思いになります。

 

 

 

この記事を書いた人: 学校薬剤師 三ツ川亜希

 

 

 

この記事を書いた日: 2019年10月4日

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