漢方では痛みの原因を「不通即痛(ふつうそくつう)」と呼び、長期にわたり体内のめぐりが悪くなることによって痛みが引き起こされると考えます。どうしてめぐりが悪くなるのか?それは“有害な水分の溜めこみ”と“冷えの停滞”です。

 

 

 

日本は地理的に海に囲まれていますので湿度が高く、この湿度の影響によって体内に有害な水分が生じやすい環境にあります。腰や関節にこの有害な水分が停滞したときの症状は、重い・だるい・しびれる・腫れる・天気の悪い時に増悪するといった特徴を持ちます。

 

 

 

もう一つの痛みの原因である冷えの停滞ですが、寒い冬の冷えや夏のクーラーによる冷えが、腰や関節に影響を及ぼすことは直感的にお分かりいただけると思います。しかしそれだけではありません。冷たい飲食物の摂取によっても体は冷やされ、加齢と共に関節や腰に冷えを受けやすい体質となり、慢性的な痛みへと発展していきます。冷えの停滞による痛みは、強くて激しい痛みが特徴です。

 

 

 

実際には、これらの原因が単独で起きることは少なく、同時に現れることがほとんどとなります。漢方においては腰痛・関節痛は得意疾患の一つで、古来より治療法は確立されています。痛みの原因である有害な水分の溜めこみと冷えの停滞を漢方薬で取り除き、痛みを根本から治療することができるのです。

 

 

 

整形外科の痛みの治療は、痛み止めの飲み薬・注射・シップ薬、あとはせいぜいマッサージくらいです。いくら痛み止めを飲んでも、マッサージをしても痛みの原因を治療していないので、慢性的な腰痛や関節痛にはほぼ無効です。

 

 

 

病院での治療がうまく行っていないという方は、痛みの原因を根本から治療することのできる漢方薬を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

投稿日: 2019.9.25   文: 三ツ川道洋

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