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K.K.さん 38歳 女性 大阪市中央区 主婦

来局前

10年以上頭痛に悩ませれて来た。いつが発作が起きるか分からないのでロキソニンは常に持ち歩いている。発作が起きやすいのは、くもり、雨が降る前、低気圧、台風、生理前、ストレスがかかった時、怒ったとき。頭痛・目の痛み・目が重い・肩凝りはセットで起きる。酷い時は、ザクザクと脈打つような頭痛が起き、頭を下げるとさらに酷くなる。クスリを飲むことを我慢した時は、救急車を呼ぶ破目になったこともある。

 

 

 

 

2017年06月27日 漢方の和歌ノ浦薬局へ

 

 

 

問診の結果

上記の頭痛の特徴以外に、排卵前や生理前に情緒不安定になることと、湿度の高い日は極端に体調が悪くなる。一年中冷えを感じることから総合すると肝欝気滞と判断できる。肝欝気滞とは、全身の気の滞りを意味する。頭痛もそれ以外の体調も全て気の滞りで説明がつく。また巡りが悪いと熱の循環も滞るため、一部では熱が偏り舌が紅いや赤い吹き出物ができ、一部では冷えが起きる。

 

 

 

漢方薬とその後

当薬局に来る直前に鍼灸院に通っておられて、そこで鍼灸師からすすめられていた五苓散を服用されていた。全身のむくみがあったので継続服用してもらうことにした。そして肝欝気滞を改善する漢方薬・逍遥散をあらたに服用してもらうことにした。

 

 

 

23日後、ロキソニンを2回服用したということであったが服用回数が減った。また、むくみ・お腹の冷え・雨の日の倦怠感が軽減した。吹き出ものは変わらず酷いままである。

 

 

 

28日後、肩こり・お腹と腰の冷え・足の冷え・むくみがほぼ感じなくなるまでに改善してきたことから気血が巡り始めたことがうかがえるが、台風が来た時に3回ロキソニンを服用した。

 

 

 

半月後、以前よりは頭痛の回数・強さは軽減しているものの無くなるまでは持って行けず。そこで逍遥散の方意はそのままに辛苦法で湿熱邪を下に降ろす方意も加味された漢方薬に変更した。

 

 

 

すると14日後、体調が良いとのことで、頑固だった吹き出物が落ち着き始めた(きのせいか?いや、何となく減っているような気がする。)。

 

 

 

さらに14日後、体調は良い。あごの部分のところの吹き出物は、よく見ないと分からに程度まできれいになっている。しかし雨の日の頭痛に変化が見れないため、この漢方薬をさらに増量して服用してもらうことにした。

 

 

 

それが奏効し台風が2度来るも2回とも頭痛が起きず、その後も頭痛が起きずに来ている。吹き出物も目立たなくなり奇麗になって来ている。ここまで来るのに4ヵ月かかってしまったが、患者さんには楽になったと随分喜んでもっている。今回、辛苦法を試みて頑固な頭痛を改善することが出来た。私の中では、新境地である。そこは素直に喜びたいが、方意があっていても量の問題で効果がイマイチになってしまったのは今後の課題である。

 

 

 

投稿日: 2017.12.02  文: 三ツ川道洋