男性不妊 精子無力症(運動率0.4%) 精子奇形症 漢方で奇跡の改善

男性不妊 精子無力症(運動率0.4%) 精子奇形症 漢方で奇跡の改善

当店で子宝相談をされて妊娠・出産された方々の症例をご紹介しています。

U.T.さん 43歳 男性 会社員(吹田市)

精子無力症 運動率0.4%(50%以上が正常)
精子奇形症 正常形態率9.3%(40%以上が正常)
精液量2.5ml(2.0ml以上が正常)

 

 

初回問診

睡眠時間3時間半、顔色が白い これ以外問題がありそうな自覚症状無し

 

 

 

問診の結果

睡眠時間、顔色以外不調は無かったため、腎を強くする漢方を選んだ。理由は生殖能力と腎は、密接な関係にあるから。

 

 

 

漢方薬服用後

6ヵ月後
人工授精をすることになり精液検査をしたところ、
精子運動率が47.7%に改善(前回の約120倍)
正常形態率が28.9%と上昇(40%以上が正常)
・直進性B(クリニックを替え追加された項目)
・精液量が1.6ml(2.0ml以上が正常)

 

 

 

7ヵ月後
・精子運動率が28%(1回目の70倍)
正常形態率が80%(40%以上が正常)
・直進性Aに改善
・精液量正常値に(数値不明)

 

 

 

8ヵ月後
精子運動率が50%で正常に
・直進性A判定
・精液量が少し少なかったとのこと

 

 

 

1年3ヵ月後
・体外受精をすることに
結果:胚盤胞が少なくとも4つ凍結しましたとのこと
  :グレードは、4AB(限りなくAに近いB)と笑顔でご報告を下さった

 

 

 

漢方まとめ

問診ではとくにこれといった自覚症状がなかったため、『腎は生殖を主る』という漢方理論から”腎”に効果のある漢方をお選びした。自覚症状があればいろいろな方法をとることが出来るため、自覚症状がないというのはそういう意味で実は難しい。

 

 

 

そういう中、運動率が0.4%という値(正常値は50%以上)は、うまく行くかどうか少々不安もあったが、漢方服用半年で運動率が0.4%からほぼ正常値の47.7%と約120倍という驚きの結果となり、正常形態率は9.3%から80%と大幅に改善した。直進性はB判定からA判定になった。運動率はその後28%と少し悪くなるも、服用から8ヵ月目に50%と正常の値に改善した。

 

 

 

その結果、胚盤胞のグレード4ABにつなげることができた。U.T.さんの症例は精液の検査結果が絶望的な男性不妊の方に、希望を与えることができる症例と言える。

 

 

 

ただ、この症例の問題点としては、漢方服用から7ヵ月後に運動率が低下したことと、8ヵ月後には精液量が少なかった点にあるが、精子の材料となるものや、エネルギーを増すものや、血流をアップして代謝を高めるものを追加することで改善できると考えている。

 

 

 

  • この記事を書いた人: 国際中医専門員 医薬品登録販売者 三ツ川道洋
  • この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希

 

 

 

投稿日: 2018.05.07