不妊症 フーナーテスト不良の妊娠症例です。ご参考にしてください。妊娠力を高めるには、体質改善が大前提となります。

A.E.さん 女性 30歳 会社員 大阪府吹田市 1年7ヵ月不妊

来局前

結婚して1年7ヵ月1度も妊娠出来ずにいる。不妊専門クリニックの検査結果は、フーナーテスト不良と高プロラクチン血症が問題として明らかになった。AMHは、38歳。高プロラクチン血症については、カバサールを服用し正常値に。フーナーテストの結果を受け、ご主人の精液検査は問題がないことから、A.E.さんの頸管粘液の質の問題か、抗精子抗体の問題かということになる。飲み薬の排卵誘発剤、卵胞の発育が悪ければ排卵誘発の注射剤、排卵後に黄体ホルモン剤を服用し、卵胞20mm、内膜も問題なく厚くなっているとのこと。これまで人工授精を3回受け妊娠には至らず。

 

 

 

2017年08月02日 漢方の和歌ノ浦薬局へ

 

 

 

漢方薬を服用しようと思ったきっかけは?

病院の治療がうまく行かないので、何か違うことをしようと探している時に、主人の知り合いが漢方薬をのんで赤ちゃんを授かったと聞いて。できることをやろうと思っています。

 

 

 

問診の結果

まず苔白・食後の眠気・痰がからむ・生理前と生理中に便がゆるくなることから胃腸の弱さが少しあることが分かる。胃腸が弱いことで、気血不足となり生理前の眠気、生理中の眠気・ふらつき・ボーとする・頭痛・疲労、肌の乾燥、爪がデコボコで割れやすい体質となっている。簡単にいうと元気がなく、血が足りない体質となっているため、これでは漢方的に妊娠することは出来ない。

 

 

 

 

また、生理前にイライラ・落ち込み・お腹にガスがたまる・胸の張りと痛み・吹き出物、排卵痛、咳払いがあり、気の巡りが非常に悪い状態といえる。気の巡りが悪いと自ずと血の巡りが悪くなるが、子宮筋腫、舌の色が紫っぽい、生理のレバー状の塊、生理痛と淤血(おけつ、血の巡りが悪い状態)の症状が出ている。これを気滞血淤(きたいけつお)と言って、これも赤ちゃんが授からない代表的な体質である。

 

既往歴

子宮筋腫・貧血・高プロラクチン血症

 

 

 

漢方薬とその後

問診の結果から脾気虚による肝血不足と気滞血淤と判断し、それを改善する漢方薬をお選びし4週間後に来局してもらうことにした。舌の苔が薄くなり、食後の眠気が無くなり、生理前の眠気も感じず、今月は一度もしんどいと思うことが無かったようで胃腸機能のアップに伴い元気が増したと思われる。また、生理前のイライラ・落ち込みを感じていないということで気血が巡り始めたことがうかがえる。改善していることをA.E.さんに伝えるとそうなのかなという表情をされていた。新患さんはほとんどがこのようなリアクションである。生理周期が31日目で、まだ生理が来ていなかったので、1週間分同じ漢方薬をお出しした。

 

 

 

 

その1週間後、妊娠したというお礼の電話があった。1ヵ月で自然妊娠!!処方がピッタリで30歳の若さが加わるとスピード妊娠につながる。5年前から3ヵ月以内に妊娠されることは当薬局では日常ではあるが、やっぱり妊娠されると嬉しい!あれから3ヵ月が経ち連絡がないことから恐らく順調であると願っている。フーナーテスト不良もやはり体調を整え、受け入れ態勢整えることで、問題は解決することがまた一つ証明できた。おめでとうございます!

 

 

 

投稿: 2017.12.01  文: 三ツ川道洋