内膜が薄い、卵胞が育たない、漢方薬で改善

S.K.さん 36歳 女性 教諭 大阪市此花区 漢方服用1年 顕微授精

来店前

2007年08月 結婚

 

2009年某月 産婦人科へ
⇒ 多のう胞性卵巣症候群、子宮内ポリープ(のち手術)

 

2013年10月 不妊専門クリニックへ
⇒ フーナーテスト不良(ご主人は運動率が悪い)、子宮筋腫
⇒ 人工授精を4回
⇒ ホルモン剤で内膜が8mmと薄くなる
⇒ 卵胞も20mmと大きく育っていたのが、10mm程度しか育たなくなる

 

2015.04.25 漢方の和歌ノ浦薬局へ

 

2015.08.29 不妊治療再開
⇒ エストロゲンの値は正常であるが、理想の値よりは低い
⇒ 黄体ホルモンの値も正常であるが、理想の値よりは低い

 

 

 

漢方服用のきっかけ

「体質を変えたい。」「年齢的な不安。」「高温期が短い。」

 

 

 

初回問診2015.4.25

生理の色が暗い
生理痛
生理中:便がゆるい
生理前:胸の張り、眠気

 

他自覚症状

汗かき、足がだるくなりやすい、疲れやすい、口喝、舌の色が淡い、歯根

 

 

 

漢方服用後

服用1ヵ月
・生理の色が明るくなる
・生理中の便がゆるくならず
・生理前の眠気が無くなる
・朝からすぐに動けるようになる
・座りたい、横になりたい頻度が減る
・足のだるさが減る

 

 

服用4ヵ月
・不妊治療再開
・生理痛がほぼ無くなる(腰とお腹両方)
・足のだるさ消失
・立ち仕事が苦じゃなくなる
・家事は後回しにしていたが、そうしなくなる
・生理前の不調消失

 

 

服用6ヵ月
内膜14mmと以前のように回復
卵胞22mmと以前のように回復

 

 

服用7ヵ月半
・内膜12mm
・卵胞19mm

 

 

服用9ヵ月
・精子の運動率を高めるために、ご主人もこの時期から漢方薬をスタートする

 

 

服用1年
・採卵19個
・半々で体外受精と顕微授精
・運動率は、40%(下限32%以上で最低限はクリア)
8個の胚盤胞(ほぼグレード4AA)と1個の8分割胚を凍結
・4/26に移植

 

 

2016.05.07 陽性反応

 

 

2016.05.16 胎嚢確認

 

 

2016.05.23 心拍確認

 

 

2016.06.13 順調に経過、最後の漢方薬をお出しする
     (16週で漢方卒業)

 

 

2017.03.06 予定日より1週間早く、3,184gの男の子を自然分娩で無事に出産されました。

 

 

 

漢方まとめ

漢方薬の服用以前に不妊治療をされていて、不妊治療前は卵胞はきちんとした大きさに育ち、内膜も充分に厚かったそうですが、不妊治療を進めて行くうちに卵胞は10mmしか成長しなくなり、内膜も8mmまでしか厚くならずと不妊治療お決まりの弊害を受けておられました。体が強いとこういうことにはなりにくいのでしょうが、そもそも体の強い人は不妊症になりにくい分けですから、副作用ありきの治療方法をそろそろ根本から考え直して欲しいと思います。

 

 

 

1回目の不妊治療では妊娠することが出来ず、体質改善を考え漢方の和歌ノ浦薬局にお越しになりました。S.K.さんの漢方的体質ですが、気虚という元気不足の状態が根本の不妊症の原因であり、その気虚により血流障害が引き起こされ増々妊娠しにくい状態となっていました。

 

 

 

漢方治療は、不妊症の根本原因となっている気虚に対して補気(気を補うこと)し、血流障害を改善する活血薬(かっけつやく)を用いました。季節や状態に合わせてその時々で漢方薬を変えもしましたが、方針である補気活血は最初から最後まで変えることなく妊娠までの1年間、安定期に入るまでの約3ヵ月間、服用していただきました。

 

 

 

漢方を服用して4ヵ月目に不妊治療を再開し、服用6ヵ月目の内診で卵胞と内膜は以前のように元通りの大きさと厚さになっていただきました。ホルモン値に関しては、残念ながら理想的な値まで伸ばすことが出来ませんでしたし、ご主人様も最低限の運動率はクリアできましたが盤石な値まで上げることは出来ませんでした。これについては経験上もう少し服用期間を設けることで改善できる余地があったと思っています。

 

 

 

体外受精と顕微授精の結果は上で記しました通り、8個の胚盤胞中6個がグレード4AAと最高の結果となり、1回目の移植で着床し、その後も無事に出産されました。おめでとうございます!

 

 

 

漢方は西洋不妊治療をしのぐ力を持っていますし、補完する力も持ち合わせていますので、不妊治療がうまく行っていない方は漢方の和歌ノ浦薬局にお越しいただきたいと思います。

 

 

 

投稿日:2017.03.08  文:三ツ川道洋