二人目不妊 出産後3年半経過 36才女性 不妊漢方相談の症例

二人目不妊 出産後3年半経過 36才女性 不妊漢方相談の症例

当店で子宝相談をされて妊娠・出産された方々の症例をご紹介しています。

N.H.さん 36才 女性 主婦 (大阪市住之江区)  漢方薬服用2ヵ月で自然妊娠

来店前

2006年    結婚
2007年    一人目妊娠
2008年    出産
2011年4月 10週で流産

 

 

 

 

初回の問診2011.9.30

  • 生理周期27〜28日間(子供が欲しいと悩むと生理周期が35〜36日間に延長する)
  • 生理痛 一人目を産んでから絞られるような痛み
  • 排卵期 恥骨が痛む
  • 月経前症候群 激しくイライラする、胸が張る、恥骨が痛む、肩こりと腰痛
  • 低温期から高温期に上がるまで3〜7日かかる

 

その他自覚症状

ストレス(周りが妊娠すると落ち込む、目が疲れる、全身が固まる、ため息をつく、食欲が落ちる)、痩せ型(肥れない)、疲れると腰が痛くなる、冷え性、冬はしもやけになる、髪の毛の乾燥

 

 

 

漢方薬

ストレスはホルモンバランスを乱しますので、まずストレスを緩和させることをメインに漢方薬を考えました。また、妊娠に大切な物質”血”を増やすことも行いました。血を増やすことは妊娠力を高めること以外に、ストレスに強くなる効果もあります。それと流産予防の漢方薬も服用していただきました。処方全体では、体・骨盤内を温めていく漢方薬となるように処方構成を考えました。

 

 

 

漢方薬服用後

服用半月
・温まる感じ、体が楽

 

服用1ヵ月半
・生理痛が軽くなる、月経血がサラサラになる
・胃が温かい

 

服用2ヵ月
・基礎体温が、全体的に上がる、高温期は36.7〜37.0℃

 

 

2011.11.25   妊娠報告

 

 

2013.02.25   出産報告

 

 

 

漢方まとめ

この方の場合、妊娠しづらかったのは、体と骨盤内の冷えが原因でした。それが即効的に改善できましたので、かなり早期に妊娠していただけたんだと思います。漢方薬服用後をご覧いただきますと、漢方薬の服用で体・骨盤内が温まっていることがお分かり頂けると思います。「胃が温かい」というのも漢方的にはすごくいい兆候で、胃と子宮はダイレクトにつながっていると漢方では考えられていますから、胃が温かいということは子宮も温かいと考えられます。

 

 

 

この方のように即効で体が温まるのを実感(基礎体温が上がるのも含め)できる人もいれば、なかなか感じれない人がいます。この差は何かといいますと、持って生まれた違いです。勉強が出来る人出来ない人、足が速い人遅い人が存在するように、健康も同じなのです。同じですので現時点で体調が悪くても諦めることはありません。勉強もスポーツも努力すれば、ある程度のレベルまで持って行けます。妊娠しやすい体作りは、勉強やスポーツに例えますと、東大に合格するとかプロスポーツ選手になるとか、そんなレベルのことを論じている分けではありません。ただ、体質改善するまでの時間が、遅いか早いかの差があるだけです。腰を据えて体に合った漢方薬をじっくりと服用して行けば、おのずと答えは出ます。※【注意】合っていない漢方薬の場合、いくら長期服用しても体質は改善されません。  双葉

 

 

 

  • この記事を書いた人: 国際中医専門員 医薬品登録販売者 三ツ川道洋
  • この記事を監修した人: 薬剤師 三ツ川亜希