漢方の和歌ノ浦薬局のニュースとコラムです。氷なしで,お腹の冷え,腹痛,冷たい。

氷の入った水

2009年7月25日に当店ブログ”家族のための漢方生活レシピ”で記載した記事からの転載です

 

 

 

氷水。

 

 

 

うちではよく、子連れで居酒屋さんに行きます。飲み物を注文する時に、決まってこう言います。「オレンジジュースを氷なしで!」。

 

 

 

お水にもジュースにもチューハイにも、日本のお店では何にでもコップいっぱいの氷が入っています。私も、以前はこれを普通に思っていましたが、漢方の世界に入ってから、日本人の胃腸の弱さはここにあるのかもと思うようになりました。

 

 

 

飲み物に氷が入っているのはおそらく日本ぐらいしかないと思います。日本独特の旺盛なサービス精神か、はたまた飲み物の量を多く見せるための作戦か…。大多数の人が冷えすぎの飲み物に慣れてしまって、普通に飲んでしまっていますが、漢方的に見ても、これはかなり異常なことです。

 

 

 

これを飲んでお腹をこわしてしまう人はむしろ正常な反応のような気がします。←皆さん、これってとってもキケンなんですよ!特に今のような暑い季節には、つい冷たいものを食べたり飲んだりしてしまいがちですが、冷たいものをそのまま飲食すると、胃腸が一気に冷えてしまいます。

 

 

 

腹痛の少女
腹痛のイラスト

 

 

 

胃腸が冷えると、とっても良くないのは何故かというと、@冷えてしまった胃腸を温めるために無駄な熱エネルギーが使われる。(胃腸は冷えると働きがストップしてしまいます)A胃腸に入ってきた冷たい水分を温めるために無駄な熱エネルギーが使われる。(水が体内を巡るためには水蒸気のような状態にしないといけません。お湯を水蒸気にするのと、冷水を水蒸気にするのと、どちらが大変かわかりますよね?)

 

 

 

このように、身体の機能を維持するための大切なエネルギーが無駄に使われてしまい、そのために身体全体の機能が低下してしまいます。暑くて冷たいものばかり飲んでしまっている方、身体のだるさはないですか?胃腸が弱っていませんか?そしてこれは、冷え症、生理痛、皮膚病、花粉症、不妊症などにつながっていきます。決して大げさな話ではありません。

 

 

 

冷たいものはのどごしが良いために、おいしく感じます。でもこれは習慣ですから、慣れれば大丈夫ですよ。冷蔵庫から出してすぐ飲んでいた方は、しばらく置いたくらいの、やや冷えくらいの飲み物から始めて、だんだんと常温のものを飲むようにしていって下さい。居酒屋やカフェでは、ぜひ「氷なしで!」と注文を!(飲み物も薄くならずにおいしくいただけます。量を増やしてもらえる場合もありますよ♪)

 

 

 

そして、今まで存分に胃腸を冷やしてきた方は、是非しょうがを積極的に食べるようにしましょう。しょうがは胃腸を温める、とってもおすすめの食材です。甘酢漬けにしたり、はちみつ漬けにしたり、常備しておかれるといいですね。

 

 

 

漢方でも、しょうがは「生姜(しょうきょう)」と呼ばれ、こちらは発散作用に優れ、風邪などに利用しますが、胃腸を温めるには、蒸して薬効を強めてから乾燥させた「乾姜」の方を使います。顆粒状になった飲みやすいタイプのものもありますから、特に強い冷えを感じておられる方はこちらをお試し下さい。

 

 

 

しょうがと言えば・・・。うちの子がもうすこし小さい頃、居酒屋さんのご主人が、サービスで子供にチョコレートアイスを出して下さいました。アイスなんてほとんど食べさせていなかったので、あら〜…と思いましたが、せっかくのご厚意をお断りするのは申し訳なかったので、滅多に食べられないアイスをがむしゃらに頬張って完食した息子には、寿司についていたガリをしっかり食べさせました。(ガリも息子の好物です。)これも漢方の知恵と言えるでしょうか♪身体の健康の基本は胃腸にあります。胃腸を大切に、と心から思います。

 

 

 

文: 漢方の和歌ノ浦薬局 三ツ川亜希

 

 

 

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