漢方の和歌ノ浦薬局のニュースとコラムです。夏カゼ,子供,プール熱,ヘルパンギーナ,手足口病,舌。

子供の病気イラスト

2009年8月5日に当店ブログ”家族のための漢方生活レシピ”で記載した記事からの転載です

 

 

 

前回に続き夏かぜについてですが、子供がよくかかる夏かぜについてまとめておきます。

 

 

 

夏かぜは、高温多湿を好むウイルスによっておこります。原因ウイルスや症状によって主に3種類あります。

 

 

 

プール熱(咽頭結膜熱)

 

症状:39℃以上の高熱と咽頭炎(のどの炎症、痛み)と結膜炎(目やに、白眼が真赤になる)が特徴です。 
アデノウイルスが原因。
潜伏期間は5〜7日。
のどの痛みが強いので飲食が困難になります。
西洋薬に特効薬はなく、解熱鎮痛剤や抗炎症の目薬などが処方されます。

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

症状:38℃以上の高熱とのど奥にできる水疱(口内炎のようなもの)が特徴。
コクサッキーウイルスが原因。
潜伏期間は2〜4日。
のどの痛みが非常に強いので飲食が困難になります。
西洋薬に特効薬はなく、解熱鎮痛剤が処方されます。

 

 

 

手足口病

 

症状:熱は37℃台の微熱程度であることが多く、名前にあるように主に手のひら、足のうら、口の中に水疱ができます。
コクサッキーウイルスやエンテロウイルスの他にも様々な原因ウイルスがいるので、何度もかかってしまう場合も。
潜伏期間は3〜5日。
発熱や痛みもさほど強くないのでお薬はあまり処方されないようです。

 

 

 

2歳8ヶ月になるうちの子供も、昨年と今年、2年連続でヘルパンギーナにかかってしまいました。

 

 

 

へルパンギーナものどの痛みが大変強いので、食欲はあっても、飲めず食べられずで大変です。食事から摂取する水分も減ってしまい、脱水状態になりやすいため、積極的に水分補給をしてあげないといけませんが、一度にたくさん飲ませるのは効果的ではありません。是非、お子さんの舌をチェックしてみて下さい。

 

 

 

舌には体の不調がよく現れます。夏かぜをひいたお子さんの舌に、白く厚い苔がついていませんか?苔というのは、植物の苔と同じでジメジメした環境で多くなります。苔が多いお子さんの体の中もジメジメ状態ということです。ジメジメ状態の体内には余分な水分がいっぱいにもかかわらず、体に必要な水分が循環していなくて、潤いが不足していることがあります。だから、やはり水分補給は必要なんですが、なるべく少量ずつ、こまめに摂らせてあげるようにして下さいね。(一度にたくさん摂ると、さばききれずにまた余分な水分になってしまうだけですから。。。)

 

 

 

舌について補足しますと、小さなお子さんは、ほとんどが正常な舌をしています。正常な舌というのは、きれいなピンク色で白苔がうっすらとついている状態です。体に血(栄養)と津液(潤い)が適度にある健康な状態があらわれています。日頃からお子さんの舌を見ておくと、不調な様子がよく分かりますよ。

 

 

舌の色が赤いと体内に熱がこもっているし、逆に白いと陽気不足で冷えの状態です。

 

 

 

苔は先ほどのように、多すぎると水分代謝が悪く余計な水(湿や痰)がたまっている状態で、逆に少なかったり全くないような時には、体液不足の陰虚状態です。

 

 

 

さて、夏かぜは「医者泣かせ」と言われるだけに、西洋薬には治療薬がありません。(熱や痛みに解熱鎮痛剤が出る程度です。)そんな時こそ、漢方薬の本領発揮です。詳しくは、前回の「夏かぜにも、やっぱり我が家は漢方薬です☆」にも書いていますが、大体が湿邪をとる芳香化湿薬を主に、様々な漢方薬を合わせて服用します。

 

 

 

注意したいのは、漢方薬はその方その方の症状に対応するということです。夏かぜ=コレ!っていうものではないんですね。ですから、お子さんの症状をよく観察して、漢方薬局にご相談されると良いと思います。お子さんを一緒に連れて行かれるのが一番ですし、もしも無理なら、舌の状態を見ておいて頂くと、漢方薬を選ぶ際に大変参考になります。

 

 

 

お子さんの具合が悪いと、お母さんには負担がかかり、心身ともに本当に大変です。家族にはいつも元気な笑顔でいて欲しいですね。

 

 

 

文:漢方の和歌ノ浦薬局 三ツ川亜希

 

 

 

 

 

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